フェレットにはジステンパーウィルス感染症という怖い感染症があります。致死率はほぼ100%です。幸いにも、この感染症にはワクチンがありますので、しっかりと予防しましょう。
フィラリア症は、犬糸状虫(Dirofilaria
immits)という寄生虫が最終的には心臓や肺の血管に寄生することにより、呼吸困難になったり、お腹に水がたまりお腹周りが極端に太くなったり、運動により失神をおこしたりして、最終的に死をもたらす病気です。この病気に対する治療は駆虫薬を使用することですが、危険が伴いますので予防することを強く薦めます。予防には蚊の吸血を防ぐことも一つですが、体内に侵入した幼虫を駆除することが最も重要です。現在では蚊の飛び交う時期を考えながら、5月ごろより月に一回予防薬を飲ませることによって十分にかつ安全に予防が可能です。
きれいな生活環境を維持することは、健康上とても大切です。特に感染症の予防に重要です。
異物誤飲は、若いフェレットで起こることが多いです。噛みごたえのあるゴムのおもちゃは誤飲しやすい傾向がありますので注意しましょう。